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くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。

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以下の点をご了承の上、ご覧ください。

当サイトは、ハーセプチンによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。ハーセプチンや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けハーセプチンによる治療を現在受けている、または、ハーセプチンによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

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による胃がんの治療を行っている
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カペシタビン+オキサリプラチン療法による副作用

末梢神経障害

副作用として、感覚異常(末梢神経障害)が報告されています。症状には、急性と蓄積性のものがあります。

急性の症状

手足、口のまわりのしびれやチクチクする痛み、舌の感覚がおかしい、あごやのどがしめつけられるような感覚、食べものや飲みものが飲み込みにくいなどの症状があらわれます。病院で点滴をした直後から2日以内にみられることが多く、寒冷の刺激によって誘発されます。通常数日で回復します。治療を続けているうちに回復までの期間が長くなることがあります。

蓄積性の症状

治療を繰り返すと、手足のしびれや痛みによって、ボタンが外しにくい、文字が書きにくい、歩きにくい、食べものや飲みものが飲み込みにくいなどの症状が続くことがあります。

手足の指先のしびれやピリピリ感、包丁が持てない、転倒しやすい

このような症状によって日常生活に支障がある場合や長く続く場合は、
担当医に相談してください。
次の治療からお薬の量を減らしたり、休むことで症状を軽くできると考えられます。
我慢せずに、早めに対処することが大切です。

ボタンが外しにくい、歩きにくいなどの症状は、手足症候群によっておこることもあります。

セルフケアのポイント

冷たいものにふれると、症状が出やすくなったり、ひどくなったりしますので、点滴直後から1週間くらいは気をつけましょう。

  • 冷たい飲みものや氷を避けましょう。
  • エアコンなどの冷気に直接あたらないようにしましょう。
  • マスクなどを使って、冷たい外気を避けましょう。
  • 冷たいものにふれるときは、手袋を使用しましょう。

日常生活で気をつけること

やけど(低温熱傷)の防止

  • 食器を洗うときは適温で行い、炊事のときは専用のゴム手袋を使用しましょう。
  • カイロを長時間身につけたり、熱いものにはふれないようにしましょう。

けがや転倒の防止

  • 床につまずきそうなものは置かず、手洗いまでの道筋はナイトライト(感知式点灯ライトなど)を設置しましょう。
  • 滑りやすいマットやカーペットは敷かないようにしましょう。
  • 重いものの移動は一人で行わないようにしましょう。