ハーセプチンによる治療を行っている
患者さんとご家族の方へ
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
主な副作用として、手足症候群(Hand-foot syndrome)が報告されています。これはカペシタビンの特徴的な副作用です。手足症候群とは、手や足がヒリヒリ・チクチクする、赤く腫れるなどのほか、皮膚にひび割れや水疱が生じたりして、痛みが出るような状態がみられるものです。また、皮膚に色素が沈着したり、爪の色が変化したり変形したりすることもあります。
カペシタビン服用中に、手、足、爪にふだんと違った症状があらわれたときは、受診時に担当医にお伝えください。明らかな痛みを感じた場合はカペシタビンを服用せずに担当医に相談してください。
状態によっては、カペシタビンの服用を一時的にお休みしたり、服用する量を少なくしたり、中止するよう担当医から指示されることがあります。また、症状が悪化した場合、指紋がなくなることがありますので、銀行など指紋認証機能を使用されている場合は気をつけてください。