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による治療を行っている
患者さんご家族の方へ

くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。

当ウェブサイトに関する注意事項
以下の点をご了承の上、ご覧ください。

当サイトは、ハーセプチンによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。ハーセプチンや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けハーセプチンによる治療を現在受けている、または、ハーセプチンによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

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による胃がんの治療を行っている
患者さんご家族の方へ

HER2検査とは?

HER2タンパクの量を調べる検査

ハーセプチンは、HER2タンパクだけに働きかけるので、HER2タンパクをたくさんもっているがん細胞にのみ効果を発揮します。そのため、がん細胞のHER2タンパクの量を調べ、ハーセプチンの治療に適しているかどうかを判定する必要があります。

HER2タンパクがどれくらいあるかをみるには、タンパクの量を調べる方法(IHC法)と、タンパクをつくるもとになる遺伝子の量を調べる方法(ISH(イッシュ)法)があります。どちらの方法も手術や検査でとったがん組織を用いて調べます。

なお、ISH法には遺伝子の量を調べる方法により以下の種類があります。

ISH法の種類

  • FISH(フィッシュ)・・・・・・・・・・・・蛍光色素により遺伝子の量を調べます。
  • CISH(キッシュ)法/SISH(シッシュ)・・・CISH法は色素、SISH法は銀粒子により遺伝子の量を調べます。
  • DISH法・・・・・・・・・・・・CISH法とSISH法を組み合わせた方法で遺伝子の量を調べます。

ハーセプチンの治療対象となる人は?

IHC法でHER2タンパクがたくさんある、またはISH法で遺伝子の数が多いと判定された患者さんは、ハーセプチンの標的となるHER2タンパクをたくさんもっているのでハーセプチンが効きやすく、治療対象となります。

ハーセプチンの治療を受けるためには、
まずHER2検査を行う必要があります。

HER2検査
  • IHC法HER2タンパクの量を調べます
  • ISH法HER2タンパクをつくるもとに
    なる遺伝子の量を調べます
ハーセプチンの治療対象
  • IHC法で
    HER2タンパクがたくさんある方
    または
  • ISH法で
    HER2遺伝子の数が多い方

<イメージ図>

標的となるHER2タンパクがたくさんある方ほど効果が期待されます。