中外製薬企業情報サイト(別ウィンドウで開く)

による治療を行っている
患者さんご家族の方へ

くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。

当ウェブサイトに関する注意事項
以下の点をご了承の上、ご覧ください。

当サイトは、アバスチンによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。アバスチンや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けアバスチンによる治療を現在受けている、または、アバスチンによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

中外製薬企業情報サイト(別ウィンドウで開く)

による
肺がんの治療を行っている
患者さんご家族の方へ

主な副作用

高血圧

アバスチンによる治療を行うことで、高血圧になることがあります。高血圧に対しては、一般的な経口降圧薬による治療が行われますが、程度によってはアバスチンによる治療を中止することもあります。急な血圧の変化が他の臓器に障害をおよぼす場合もあるので、定期的に血圧を測定してください。

自宅でも家庭血圧計を用いて、
毎日、血圧をチェックしましょう。

  • できるだけ毎日、同じ時間に測定しましょう
  • 安静にしてから、椅子に座り、リラックスして測りましょう
  • 喫煙、運動、食事、入浴の前後は測定を避けてください

病院へ 次のような症状がみられた場合は、
すぐに担当医、看護師に連絡しましょう

  • 強い頭痛がする
  • 気分が悪く、吐き気がする
  • 意識がもうろうとする
  • けいれんが起きる
  • 安静時の繰り返しの測定によっても、最高(収縮期)血圧が180mmHgまたは最低(拡張期)血圧が120mmHgを超える場合

尿にたん白が出る(たん白尿)

高血圧の患者さんにアバスチンを投与すると、尿のたん白質量が増加する場合があります。尿たん白量が多い場合には、腎臓の働きが悪くなっている可能性があるため、注意が必要です。

治療期間中は、定期的に尿検査を受けてください。
また、むくみや体重増加があれば、担当医・看護師に伝えてください。

粘膜からの出血(鼻出血/歯肉出血など)

鼻や歯肉、腟などの粘膜から、軽度の出血がみられる場合があります。多くの場合、出血は自然に止まりますが、しばらくしても出血が止まらない場合はすぐに担当医、看護師に相談しましょう。

鼻出血の場合、鼻の一番上の部分を圧迫したまま動かずにいると止まりやすくなります。

歯肉からの出血がある場合でも、軽度であれば歯磨きなどのお口のケアは欠かさず行ってください。虫歯などで抜歯が必要になった場合、アバスチン治療の中断が必要なこともあります。

以下に該当する方は、治療前に必ず担当医・看護師に伝えてください。

  • 歯の治療で抜歯など出血がある治療を行う予定のある方
  • 血液が止まりにくい体質の方
  • 血液を固まりにくくするお薬を服用している方

病院へ 次のような症状がみられた場合は、
すぐに担当医、看護師に連絡しましょう

  • 10~15分たっても血液が止まらない場合
  • 出血とともに、頭痛、めまい、ふらつきなどの貧血症状がある場合

痰に血液が混じる(血痰)

気道からの出血により、痰に血液が混じることがあります。喀血かっけつの前兆の可能性もあるので注意してください。

詳細は「注意を要する副作用:口から血液を吐く(喀血かっけつ/肺出血)」ページへ

鼻出血が気管に入った場合、血液が混じった痰が出ることがあります。鼻出血がなかったかどうか確認しましょう。

診断のための重要な情報になることがあるので、痰に混じった血液の色をよく観察しましょう(鮮紅色、暗赤色、チョコレート色など)。

病院へ 次のような症状がみられた場合は、
すぐに担当医、看護師に連絡しましょう

  • 血痰の量が多くなる
  • 血痰が続く
  • 少量ではない血液が混じった痰が出る

※痰はティッシュなどに取って観察しましょう。

白血球数・好中球数の減少(抵抗力の低下)

からだに侵入してきた異物(細菌、ウイルスなど)からからだを守っている白血球・好中球が、減少することがあります。白血球数・好中球数が減少すると、からだの抵抗力が弱まり、かぜなどの感染症にかかりやすくなります。

治療期間中は、定期的に血液検査を受けてください。

感染症予防の基本

  • 帰宅したら手洗い・うがいを欠かさない
  • 寝不足や過労を避ける
  • 外出を控える
  • 外出の際にはマスクを着用し、人ごみを避ける

病院へ 次のような症状がみられた場合は、
すぐに担当医、看護師に連絡しましょう

  • 38℃以上の発熱