パージェタとハーセプチンによる治療を行っている
患者さんとご家族の方へ
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
手術による治療が難しい＊、または再発した
HER2陽性の大腸がん（結腸・直腸がん）の患者さんです。
パージェタとハーセプチンは、HER2タンパクだけに働きかけるため、パージェタ＋ハーセプチン併用療法の効果が期待できるのは、がん細胞にHER2タンパクがたくさんある患者さんのみです。
＊：フッ化ピリミジン系のお薬、オキサリプラチン、イリノテカンの治療を受けたことがある患者さん
HER2検査には、手術や検査でとったがん組織を用いて、顕微鏡で観察するIHC法とFISH法という2種類の検査（病理検査）があります。
| 検査法 | 検査内容 |
|---|---|
| IHC法 | HER2タンパクの量を調べます |
| FISH法 | HER2タンパクをつくるもとになる 遺伝子の量を調べます |
※IHC法とFISH法に代わり、がん組織または血液を用いて、遺伝子を調べるがん遺伝子パネル検査を行う場合があります。
IHC法でHER2タンパクがたくさんある、またはFISH法でHER2タンパクをつくるもとになる遺伝子の量が多いと判定された患者さんは、パージェタ＋ハーセプチン併用療法が効きやすく、この治療法の対象となります。
