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当サイトは、ハーセプチンによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。ハーセプチンや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けハーセプチンによる治療を現在受けている、または、ハーセプチンによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

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による乳がんの治療を行っている
患者さんご家族の方へ

ハーセプチンの使い方と治療の方法

ハーセプチンの使い方

ハーセプチンは、単独で使う場合と、ホルモン療法や抗がん剤と一緒に使う場合があります。

①ハーセプチンだけ、またはホルモン療法と一緒に使う

術後化学療法で使用する場合、ハーセプチンだけを用いることがあります。また、高齢の方や骨髄の働きが低下している方では、抗がん剤を安全に使えないことがあり、この場合も、ハーセプチン単独の治療となります。なお、ホルモン受容体陽性の場合には、ホルモン療法と一緒に使うこともあります。

②抗がん剤と一緒に使う

ハーセプチンと抗がん剤とを一緒に使うことで、お互いの効果を高めることが期待できます。このため、ハーセプチン単独よりも、がんをより小さくできたり、生活する時間を長くしたりすることができます。治療の目的によって、使用する抗がん剤が異なり、担当の医師と相談のうえで最適なものを選択することになります。

治療の方法

①点滴にかかる時間について

ハーセプチンは、1回につき、30~90分以上かけて点滴します。初回は90分以上の時間をかけますが、問題なければ2回目以降は、だいたい30分くらいに短縮できます。

②薬の量と治療間隔について

治療の方法は、毎週1回点滴する方法と、3週間に1回点滴する方法があります。

③投与期間

早期乳がんの手術前後でハーセプチンを使う場合は、抗がん剤と併用しても、しなくても、ハーセプチンの投与期間は、術後3ヶ月と術後9ヶ月のあわせて1年がよいとされています。一方、進行がんや遠隔転移がある場合は、効果が続いているあいだは使い続けます。

1週間に1回投与の場合

ハーセプチンは1日1回、初回には4mg/kg(体重)を、2回目以降は2mg/kg(体重)を1週間間隔で点滴します。

3週間に1回投与の場合

ハーセプチンは1日1回、初回には8mg/kg(体重)を、2回目以降は6mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴します。