ハーセプチンによる治療を行っている
患者さんとご家族の方へ
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
ハーセプチンは、心臓の働きを低下させ、心不全を起こす可能性があります。このため、高齢の方、ドキソルビシンなどアントラサイクリン系抗がん剤を含む治療の終了直後から使用し始める場合、以前に心不全や心筋梗塞をわずらったことのある患者さんなどで、心臓の働きが低下している場合には、ハーセプチンを使うことができません。したがって、ハーセプチンの治療を始める前には、心臓機能の検査をして問題がないことを確かめます。
また、ハーセプチンを使用している間に、息切れなどの症状に気がつかれた場合は、医師にお知らせください。
ハーセプチンは、胎児に影響を及ぼす可能性がありますので、妊娠している方もしくは妊娠する可能性のある方は、ハーセプチンの治療をうける前に担当医にご相談ください。また、授乳中の患者さんもハーセプチンの治療を受けている間、授乳の中止を検討してください。
ハーセプチンの治療中および治療終了後最低7ヶ月間は適切な避妊法を用いて避妊してください。