中外製薬企業情報サイト(別ウィンドウで開く)

による治療を行っている
患者さんご家族の方へ

くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。

当ウェブサイトに関する注意事項
以下の点をご了承の上、ご覧ください。

当サイトは、ハーセプチンによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。ハーセプチンや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けハーセプチンによる治療を現在受けている、または、ハーセプチンによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

中外製薬企業情報サイト(別ウィンドウで開く)

による乳がんの治療を行っている
患者さんご家族の方へ

ハーセプチンの治療を受けるには?

がん細胞のHER2が多いかを検査

ハーセプチンは、がん細胞の手であるHER2タンパクを選んでくっつくように作られていますので、ハーセプチンの効果が期待できるのは、がん細胞にHER2をたくさん持っている方のみです。ですから、患者さんがどれくらいの量のHER2を持っているのかを調べる検査は、ハーセプチンが効くか効かないかを知り、患者さんに適した治療方法を決めるためにとても大切な検査です

*HER2タンパクの量は再発のリスクを知るうえでも大切です。日本乳癌学会のガイドラインでも、日常診療でHER2タンパクの検索を行うことが推奨されています。

検査の方法は?

がん細胞にHER2タンパクがどれくらいあるかをみるには、タンパクの量を調べる方法(IHC法)とタンパクを作るもととなる遺伝子の量を調べる方法(ISH法)があります。タンパクの量が増加している場合は、それを作るもととなる遺伝子の量も増えています。どちらの方法も手術や検査でとったがん細胞を調べて検査します。

IHC法は、HER2タンパクがほとんどない人(0)、あまりない人(1+)、ある程度ある人(2+)、たくさんある人(3+)の4段階で判定します。ISH法は、HER2遺伝子の数が多い人(陽性)、少ない人(陰性)の2段階で判定します。

ハーセプチンの治療を受けることができる人は?

IHC法でHER2タンパクがたくさんある(3+)、またはISH法で陽性と判定された患者さんは、ハーセプチンの標的となるHER2タンパクをたくさん持っているのでハーセプチンが効きやすく、治療対象となります。またIHC法で(2+)の場合は、HER2タンパクがある程度の量はありますが、確実にたくさんあると判断できません。そこで、再度IHC法またはISH法で調べてみる必要があり、それで陽性となればハーセプチンの治療対象となります。なお、検査の結果が出るまでに1週間くらいかかります。

〈 HER2タンパクの検査(IHC法)の場合 〉

(1+)あまりない人 この細胞には手が少ないので効きにくい
(2+)ある程度ある人 効果が不確かなので、もう一度ISH法での検査が必要
(3+)たくさんある人 手がたくさんあるので、効きやすい 治療対象