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による治療を行っている
患者さんご家族の方へ

くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。

当ウェブサイトに関する注意事項
以下の点をご了承の上、ご覧ください。

当サイトは、パージェタによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。パージェタや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けパージェタによる治療を現在受けている、または、パージェタによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

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による乳がんの治療を行っている
患者さんご家族の方へ

パージェタはどのように使われるの?

パージェタを使う目的

パージェタを使う目的や使用期間は、患者さんの病状により異なります。

  1. 早期の乳がんで、手術を予定している患者さん
  2. 手術の前に使う場合(術前療法)と、手術の後に使う場合(術後療法)があります。いずれの目的も、微小転移といって、からだのどこかにひそんでいるかもしれないがん細胞を制御することです。
    また、手術前に使用して、がんのしこりを小さくすることで、乳房温存手術がやりやすくなったり、温存手術ができる可能性が高くなったりします。
  3. 進行がんや、炎症性乳がんの患者さん
  4. がんに伴う症状を和らげるために使用します。
    がんが小さくなった場合、手術することもあります。
  5. 再発乳がんや他の臓器に転移(遠隔転移)のある患者さん
  6. がんに伴う症状を和らげたり、症状が出るのを防いだりするために使用します。がんの進行を抑えることも目的です。

パージェタの使い方

パージェタは、“ハーセプチン”と“抗がん剤”を組み合わせて使用します。ハーセプチンは、パージェタと同じHER2タンパクを標的にした薬で、パージェタとは違う働きをするので、一緒に使うことで効果を高めることが期待できます(パージェタ+ハーセプチン併用療法)。

抗がん剤は、がん細胞そのものを殺す薬です。パージェタは、抗がん剤を一緒に使った時の効果が臨床試験によって確認されています。治療の目的によって、使用する抗がん剤が異なり、担当の医師と相談のうえで最適なものを選択することになります。

使用する抗がん剤を副作用などにより中止した場合でも、パージェタはハーセプチンと一緒に使って治療を続けます。

また、この治療を受ける時は、病院で点滴をします。

パージェタの投与のしかた

  1. 点滴にかかる時間について
  2. 初回は、パージェタを60分、ハーセプチンを90分かけて、慎重に点滴します。特に問題がなければ、2回目からは時間を短縮することができます。
  3. パージェタとハーセプチンの治療間隔について
  4. パージェタとハーセプチンは、3週間に1回、病院で点滴します。点滴を受けた後は、20日間お休みします。治療中はこのサイクルを繰り返します。ただし、一緒に使用する抗がん剤の治療間隔は種類によって異なります。事前に担当の医師に投与間隔を確認しておきましょう。

点滴を受けるときの注意点

点滴を受ける際には、以下の点にご注意ください。

薬が血管の外に漏れないよう、点滴中は安静にしていてください。お手洗い等は、治療前にすませておきましょう。

点滴中、次のような症状があったら、がまんしないで、すぐに医師、看護師、薬剤師に連絡してください。

吐き気がする

悪寒(さむけ)がする

熱っぽい

頭が痛い

疲労感(けん怠感)

からだがかゆくなる

注射部位がはれる、痛みや焼けるような熱さを感じる