パージェタによる治療を行っている
患者さんとご家族の方へ
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
パージェタを使う目的や使用期間は、患者さんの病状により異なります。
パージェタは、“ハーセプチン”と“抗がん剤”を組み合わせて使用します。ハーセプチンは、パージェタと同じHER2タンパクを標的にした薬で、パージェタとは違う働きをするので、一緒に使うことで効果を高めることが期待できます(パージェタ+ハーセプチン併用療法)。
抗がん剤は、がん細胞そのものを殺す薬です。パージェタは、抗がん剤を一緒に使った時の効果が臨床試験によって確認されています。治療の目的によって、使用する抗がん剤が異なり、担当の医師と相談のうえで最適なものを選択することになります。
使用する抗がん剤を副作用などにより中止した場合でも、パージェタはハーセプチンと一緒に使って治療を続けます。
また、この治療を受ける時は、病院で点滴をします。
点滴を受ける際には、以下の点にご注意ください。
吐き気がする
悪寒(さむけ)がする
熱っぽい
頭が痛い
疲労感(けん怠感)
からだがかゆくなる
注射部位がはれる、痛みや焼けるような熱さを感じる