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による治療を行っている
患者さんご家族の方へ

くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。

当ウェブサイトに関する注意事項
以下の点をご了承の上、ご覧ください。

当サイトは、カドサイラによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。カドサイラや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けカドサイラによる治療を現在受けている、または、カドサイラによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

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副作用とその対処法:その他

神経系への影響(手足のしびれなど)

  • 手や足の指がしびれたり、感覚が鈍くなったりすることがあります。軽い症状であれば、ほとんど自然に治まりますが、もとに戻りにくい場合もありますので、気になるときはがまんせずに医師、看護師、薬剤師に相談してください。

アレルギー反応(悪寒(さむけ)、発熱など)

  • 点滴にともない、悪寒(さむけ)や発熱があらわれることが報告されています。これらの副作用は、カドサイラ投与中または投与開始後24時間以内に多く起こります。
  • 吐き気や頭痛、けん怠感(体がだるい)などがあらわれる場合もあります。
  • この副作用は、2回目以降の治療では少なくなる傾向にあります。
  • 点滴中に次のような症状が出た場合は、投与速度を調節したり、投与を中断したりする必要がありますので、異常を感じたらすぐに医師、看護師、薬剤師に連絡してください。
    • 吐き気がする
    • 悪寒(さむけ)がする
    • 熱っぽい
    • 息が苦しい
    • 頭が痛い
    • けん怠感(体がだるい)
    • 注射部位がはれる、痛みや焼けるような熱さを感じる

    * もし症状が重篤な場合は、緊急な対応が必要になることがあります。

肺への影響

  • 間質性肺疾患等により肺の機能が低下することがあります。

    * 間質性肺疾患とは、肺の中にある肺胞とよばれる部位の壁やその周りに炎症が起こる重症の肺疾患です。

[こんな症状があらわれたらすぐに病院に連絡してください]
  • せきが止まらない
  • 息切れがする
  • 呼吸が苦しい
  • 熱がある

* もし症状が重篤な場合は、緊急な対応が必要になることがあります。

心臓への影響

  • カドサイラの治療により、心筋の働きを弱めることがあります。
  • 心臓は酸素や栄養を含んだ血液を全身に循環させるポンプの働きをしています。
  • このポンプの機能が低下し、うまく働かなくなると、全身に十分な血液が送られなくなったり、肺や肝臓などに血液がたまってしまいます。
  • 体が必要とするだけの酸素や栄養が送られてこないため、疲れやすくなったり、だるさが出たり、肺に血液がたまった場合は息苦しくなったりします。そのほかにも全身の血液の循環が悪くなることで、さまざまな異常があらわれてきます。
[こんな症状があらわれたらすぐに病院に連絡してください]
  • 平らな道を歩いただけでも、心臓がドキドキする
  • 坂道や階段を上がると、以前よりも息切れするようになった
  • 安静時の息切れを感じるようになった
  • 脈が速くなった気がする
  • あおむけでは息が苦しい(上半身を起こした姿勢にすると楽になる)
  • 胸の痛み、足首もしくは腕のはれ

* もし症状が重篤な場合は、緊急な対応が必要になることがあります。

特別な症状がなくても、心臓の機能が徐々に低下していることもありますので、治療中も心臓の検査を定期的に行います。
ここであげた症状に注意して、医師、看護師、薬剤師に早めに相談し、症状が悪化する前に対処できるようにすることが大切です。