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患者さんご家族の方へ

くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。

当ウェブサイトに関する注意事項
以下の点をご了承の上、ご覧ください。

当サイトは、カドサイラによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。カドサイラや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けカドサイラによる治療を現在受けている、または、カドサイラによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

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副作用とその対処法:出血・肝臓への影響

軽度の出血

  • 血液を固まらせて出血を止める働きをしている血小板の数が減った場合には、出血が起こりやすくなります。
  • 血小板の数が少なくなって出血しやすくなると、次のような症状があらわれることがあります。
    • ちょっとした傷でも血が止まらない
    • 打ち身などで大きなあざができる
    • 皮膚に赤い斑点ができる
    • 鼻血が止まらない
    • 歯みがき後に血が止まりにくい
  • 出血しないよう、日常生活では次のようなことに気をつけましょう。
    • はさみやナイフ、包丁などを扱うときは、けがに気をつける
    • 鼻を強くかまない
    • 鼻のなかをいじらない
    • 歯ブラシはやわらかいものを使う

    * なお、抗凝固薬(血を固まりにくくする薬)による治療を受けている場合も出血が起こりやすくなります。
    カドサイラの治療が始まる前にこのことを医師、看護師、薬剤師に相談してください。

[こんな症状があらわれたらすぐに病院に連絡してください]

  • 鼻血や歯ぐきなどからの出血が止まらない
  • あざができる

重度の出血

  • 口から血を吐く(血痰・肺出血)場合、気道や肺など転移した場所から出血しているおそれがあります。
  • 血便・下血が出た場合、消化管(胃や腸など)から出血しているおそれがあります。
  • がまんできない頭痛、強いめまい、吐き気がある場合、脳出血のおそれがあります。
  • 血が止まりにくい体質の方や、抗凝固薬(血を固まりにくくする薬)を服用している方は、特に注意が必要です。

[こんな症状があらわれたらすぐに病院に連絡してください]

  • 口から血を吐く(吐いた血のおおよその量や色を医師に伝えてください)
  • 血便・下血が出る
  • がまんできない頭痛、めまい、吐き気がする

* もし症状が重篤な場合は、緊急な対応が必要になることがあります。

肝臓への影響(肝酵素値上昇など)

  • 治療を始めて1週間くらいたつと、肝細胞の炎症や損傷により肝機能値の上昇がみられることがあります。
  • まれに、重度の肝機能障害につながることがあります。皮膚や白目が黄色くなったり(黄疸)することがあります。
  • カドサイラの治療中は、肝臓の状態を観察するために定期的な検査を行いますので、医師の指示に従ってください。

肝機能と血小板の検査スケジュール例

肝機能、血小板の数を調べるために、定期的な血液検査が必要です。
1サイクル目の8日目ごろに検査をすることもあります。

点滴注射と肝機能・血小板の数などの検査を3週間ごとに行う治療を1サイクルとして繰り返します。1サイクル⽬の8⽇⽬ごろに検査をもう一度することもあります。

* もし肝臓への影響が重篤な場合は、緊急な対応が必要になることがあります。