副作用にはどんなものがあるの？

副作用のあらわれ方には個人差があり、すべての患者さんにあらわれるとは限りませんが、なかには重症化して危険なこともあります。治療が始まる前には、予測される副作用や症状の悪化を防ぐための対策を知っておいて、副作用と思われる症状があらわれたら医師、看護師、薬剤師に相談し、できるだけ早く対処できるようにすることが大切です。

カドサイラの治療を受ける場合には、定期的に血液検査（肝機能・血小板の数など）を行います。各サイクル初日の投与前に検査をし、検査値に問題がなければ治療を行います。また、副作用を予防するためにも初回（1サイクル）のみ、治療開始日（1日目）だけでなく、8日目ごろにも検査を行うことがあります。また、心臓の機能についても定期的に検査を行います。

カドサイラに特徴的にみられる副作用

次のようなものが、カドサイラの副作用として起こることがあります。

• 出血（鼻血、歯ぐきなどからの出血など）
• アレルギー反応（悪寒（さむけ）、発熱など）
• 神経系への影響（手足のしびれなど）
• 肝臓への影響（肝酵素値上昇など）
• 肺への影響（せき、息切れ、呼吸するのが苦しいなど）
• 心臓への影響（動悸、不規則な心拍もしくは心拍数増加、息切れ、頻脈（心拍が速い）など） など