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患者さんご家族の方へ

くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。

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以下の点をご了承の上、ご覧ください。

当サイトは、アバスチンによる治療を受けられる患者さんとそのご家族の方向けに情報を掲載しています。適正使用や安全性に関する情報を提供することを目的としており、医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご了承ください。アバスチンや治療に関するご質問は、主治医にご相談ください。

あなたは医師の診断を受けアバスチンによる治療を現在受けている、または、アバスチンによる治療を受ける予定がある患者さんならびにご家族の方ですか?

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日常生活で注意すべき症状は?

血圧の上昇・めまい・ふらつき

⾼⾎圧

自覚症状があまりあらわれないので、治療期間中は定期的に血圧を測定することが大切です。急激な血圧の上昇を起こす可能性もあります。血圧を下げるお薬(降圧剤)による治療を行います。

脳梗塞

もともと、がんの患者さんでは血管の中に血液のかたまり(血栓)ができやすいことがわかっています。意識がなくなったり、ろれつが回らない、まひが出る、強いめまいなどの症状があらわれた場合は、すぐにご連絡ください。

過去に同じ病気にかかったことがある方、高血圧の方、高齢の方は特に注意が必要です。

腫瘍(がん)などからの出血(脳出血)

脳の腫瘍から出血してくるおそれがあります。

血が止まりにくい体質の方、血を固まりにくくするお薬(ワルファリンカリウムなど)を服用している方は特に注意が必要です。

家庭用血圧計で定期的に血圧をチェックしましょう。
めまい・ふらつきなどの症状があらわれた場合は、主治医に相談して検査を受ける必要があります。

病院へ 次のような症状がみられた場合は、
すぐに担当医、看護師、薬剤師にご連絡ください

  • 安静時にくり返し測定をしても、最高(収縮期)血圧が180mmHgまたは最低(拡張期)血圧が120mmHgを超える
  • 意識がなくなる、ろれつが回らない、まひが出る、めまいがする
  • がまんできない頭痛、吐き気がする、ふらつき、けいれんがある

出血

粘膜からの出血(鼻、歯ぐき、腟など)

粘膜から軽度の出血がみられることがあります。鼻血、歯ぐきなどからの出血は通常軽く、自然にまたは圧迫することで止まることが多いです。

傷口がひらく、傷口からの出血

アバスチンによる治療により、傷口が治りにくくなることがあります(創傷治癒遅延)。

大きな手術を受けて間もない方は注意が必要です。

口から血を吐く(血痰・肺出血)

気道や肺から出血しているおそれがあります。

血便やタール便(黒い便)が出る

消化管(胃や腸など)から出血しているおそれがあります。

鼻血は、自然にまたは指でつまみ圧迫することで止まることが多いです。
血痰は鼻血を飲み込んだ場合と区別が難しいことがあるため、鼻血の有無も確認しましょう。

病院へ 次のような症状がみられた場合は、
すぐに担当医、看護師、薬剤師にご連絡ください

  • 鼻血や歯ぐきなどからの出血が10〜15分たっても止まらない
  • 手術による傷口がひらく、出血する
  • 口から血を吐く(吐いた血のおおよその量や色を担当医に伝えてください)
  • 血便やタール便が出る

痛み・息切れ

心臓の機能が低下している

虚血性心疾患、うっ血性心不全などを起こす可能性があります。動悸や息切れを感じたら、担当医に早めにご連絡ください。

動脈や静脈の中に血液のかたまりができている(血栓塞栓症)

治療により、血液のかたまり(血栓)ができたり、血栓により血管がふさがったり(塞栓)するおそれがあります。

心筋梗塞、狭心症などが起きている

胸が痛い(しめつけられるような感じがする)場合は、注意が必要です。

過去に同じ病気にかかったことがある方、高血圧の方、高齢の方は特に注意が必要です。

消化管(胃や腸など)に穴があいているおそれがある

強い腹痛が起こり、吐き気・嘔吐、便秘を伴うこともあります。

動脈解離が起きているおそれがある

胸や背中、腹部が耐えられないほど痛い場合は、動脈瘤が破裂し、大量出血に至るおそれがあるので、注意が必要です。

激しい痛みを感じたら、痛み止めを服用せずにまずご連絡ください。

病院へ 次のような症状がみられた場合は、
すぐに担当医、看護師、薬剤師にご連絡ください

  • 胸が痛い(しめつけられるような感じがする)
  • 片足の急激な痛みや腫れ
  • 突然息切れがする
  • 今まで経験したことのない腹痛がある(吐き気・嘔吐、便秘を伴うこともある)
  • 胸や背中、腹部が耐えられないほど痛い

その他の症状

発熱

血液中の白血球数や好中球数が減少すると、からだの抵抗力が弱まり、感染症にかかりやすくなります。毎日体温を測り、発熱がないか注意してください。

倦怠感(だるさ)

無理をせずに生活の中に上手に安静を取り入れましょう。つらいときは遠慮なく担当医や看護師に相談しましょう。

下痢

水分の補給を心がけ、脱水に注意しましょう。

たん白尿

尿中に通常よりも多い量のたん白がみられる場合は、腎臓の働きが悪くなっている可能性があります。病院で定期的に尿検査を受けましょう。

毎日体温を測り、帰宅後の手洗い・うがいなど、基本的な風邪予防対策をしっかりとしましょう。

病院へ 次のような症状がみられた場合は、
すぐに担当医、看護師、薬剤師にご連絡ください

  • 38℃以上の発熱