アバスチンによる治療を行っている
患者さんとご家族の方へ
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
アバスチンは、初めて悪性神経膠腫と診断された(初発)患者さんに対し、手術をした後の再発を抑える治療、また、手術や抗がん剤治療後に再発した(再発)患者さんに対し、がんの進行を遅らせたり、病状を和らげたりする治療の両方に使われます。
初発の患者さんは、放射線療法とテモゾロミドという飲み薬の抗がん剤による治療と組み合わせてアバスチンを投与します。一方、再発の患者さんは、アバスチンを単独で投与します。それぞれの治療の中で、アバスチンの投与量と投与の間隔も違います。
初発の患者さんにはテモゾロミドという抗がん剤がアバスチンと一緒に投与されます。治療の途中でテモゾロミドは飲む量や間隔が変わりますので、担当医や薬剤師の説明をしっかりと聞きましょう。
アバスチンは点滴で静脈に投与します。初回は90分かけて慎重に点滴します。特に問題がなければ2回目は60分、さらに問題がなければそれ以降は30分に短縮することができます。
なお、投与量は患者さんの体重から計算されます。
お薬が血管の外に漏れないよう、点滴中は安静にしていてください。
次のような症状がみられたら、すぐに医師、看護師、薬剤師に伝えてください。
注射部位が腫れる、痛みや焼けるような熱さを感じる
点滴中に過敏症があらわれることがあります。
次のような症状がみられたら、すぐに医師、看護師、薬剤師に伝えてください。
全身のかゆみがある、息苦しい、唇が腫れる、のどが腫れたような感じがするなど