フェスゴを使う目的は?
フェスゴを使う目的や使用期間は、患者さんの病状により異なります。
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- 早期の乳がんで、手術を予定している患者さん
- 手術の前に使う場合(術前療法)と、手術の後に使う場合(術後療法)があります。いずれの目的も、微小転移といって、からだのどこかにひそんでいるかもしれないがん細胞を制御することです。
また、手術前に使用して、がんのしこりを小さくすることで、乳房温存手術が行いやすくなる可能性があります。
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- 進行乳がんや、炎症性乳がんの患者さん
- がんに伴う症状を和らげるために使用します。
がんが小さくなった場合、手術することもあります。
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- 再発乳がんや他の臓器に転移(遠隔転移)のある患者さん
- がんに伴う症状を和らげたり、症状が出るのを防いだりするために使用します。がんの進行を抑えることも目的です。