フェスゴによる治療を行っている
患者さんとご家族の方へ
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
くすりの特徴と副作用について正しくご理解いただき、
主治医の指導に必ず従ってください。
治療の目的によって、使用する抗がん剤が異なりますので、フェスゴが具体的にどう使われるのか、代表的な例を示します。
使用する抗がん剤は担当の医師と相談のうえで最適なものを選択することになります。
ドキソルビシン・エピルビシンなどのアントラサイクリン系抗がん剤と呼ばれる薬剤は、フェスゴと同時に併用すると、心臓への影響(参照副作用とその対処法:重篤な副作用)が強まるため、一般的には同時に使用されません。
抗がん剤 | 治療間隔 | サイクル数 |
---|---|---|
ドキソルビシン+シクロホスファミド (AC療法) | 3週間に1回 | 4 |
エピルビシン+シクロホスファミド (EC療法) | 3週間に1回 | 4 |
dose-denseAC療法/EC療法 | 2週間に1回 | 4 |
フルオロウラシル+エピルビシン+シクロホスファミド(FEC療法) | 3週間に1回 | 3~4 |
フルオロウラシル+ドキソルビシン+シクロホスファミド(FAC療法) | 3週間に1回 | 3~4 |
サイクル数は異なる場合があります。HER2陽性乳がんに対する術前・術後療法として、アントラサイクリン系抗がん剤の投与が完了した後、タキサン系抗がん剤+フェスゴの投与が続く場合のコース数の一例を記載しています。dose-dense AC療法/EC療法は薬の投与間隔を短縮したAC療法/EC療法です。
フェスゴは抗がん剤と一緒に投与を始めます。
タキサン系(ドセタキセル、パクリタキセル)、タキサン系+白金系(カルボプラチン)
各薬剤の投与回数・順番は異なる場合があります。